Webデザイナーとして仕事をしていると、作業中に分からないことや、判断に迷う場面がたくさんあります。
特に、入社したばかりの頃や、初めて担当するWebサイトでは、

「ここまで自分の判断で進めていいのかな」
「完成してから確認するのでは遅いかも」
「この修正が、ほかのページに影響しないかな」
と不安になることもありました。
分からないまま作業を進めると、あとから大幅な修正が必要になったり、思わぬ場所の表示が崩れたりする可能性があります。
そのため私は、ある程度作業を進めた段階で、担当者や周囲の人に確認するようにしていました。
今回は、私がWebデザイナーの仕事で実際によく質問していた内容を6つ紹介します。

デザインの方向性は合っていますか?
新しいページやバナーを制作するときは、デザインを100%完成させてから提出するのではなく、60%くらいの段階で一度確認してもらうようにしていました。
この段階では、細かい余白の調整や装飾、すべての記事の流し込みなどはまだ行いません。
まずは、
などを確認してもらいます。
デザインを細かく作り込んだあとに「イメージと違う」と言われてしまうと、大幅な修正が必要になります。
そのため、ある程度デザインの形が見えてきた段階で、
「この方向性で進めても大丈夫でしょうか?」と早めに確認していました。
最初に方向性をすり合わせておくことで、そのあとの作業を進めやすくなり、大幅な修正のリスクも抑えられたと思います。
この修正はほかのページに影響しませんか?
HTMLやCSS、CMSを修正するときに気になっていたのが、ほかのページへの影響です。
たとえば、共通で使用されているCSSを変更すると、修正したページだけでなく、同じ設定を使っている別のページまで表示が変わってしまうことがあります。
できれば前任の担当者に確認したかったのですが、すでに退職していたり、社内に詳しい人がいなかったりして、誰に聞いても分からないこともありました。
特に、あまり操作に慣れていなかったMovable Typeでは、更新したことでどこまで影響が出るのか分からず、慎重に作業していました。
そのような場合は、一度に大きく変更せず、少量ずつ修正して表示を確認していました。
また、影響のなさそうな場所で試したり、バックアップを取ったり、公開前に複数のページを確認したりすることもありました。
質問しても答えが分からないときは、自分で影響範囲を確認しながら、できるだけ安全に進める必要がありました。

修正するのは、この部分だけで合っていますか?
修正依頼の内容が短く、どこまで対応すればよいのか分からないこともありました。
たとえば、「この見出しを変更してください」と書かれていても、
など、いくつかの解釈ができます。
自分の判断だけで修正範囲を広げてしまうと、依頼されていない部分まで変えてしまう可能性があります。
そのため、少しでも判断に迷ったときは、
「修正するのは、こちらのページのこの部分だけで合っていますか?」
と、対象ページや修正箇所を具体的にして確認していました。
Teamsなどで質問するときは、該当箇所のスクリーンショットを添えることもありました。
文章だけで説明するよりも、画像に印を付けて確認したほうが、認識の違いを防ぎやすかったです。

どの端末やブラウザまで確認しますか?
Webページは、パソコンではきれいに表示されていても、スマートフォンではレイアウトが崩れていることがあります。
また、Chromeでは問題がなくても、SafariやEdgeでは表示が少し違うこともあります。
すべての端末やブラウザで確認できれば安心ですが、修正内容や納期によっては、確認できる範囲が限られます。
そのため、
「今回はパソコンとスマートフォンの両方を確認しますか?」
「Safariまで確認したほうがよいでしょうか?」
と聞くことがありました。
特に、スマートフォン表示に関係する修正では、画面幅を変えながら確認するだけでなく、可能であれば実際の端末でも表示を確認していました。
最初に確認範囲を決めておくと、どこまでチェックすれば作業完了なのかが分かりやすくなります。

この案件は、いつまでに対応すればよいですか?
複数の修正依頼が重なったときは、納期や優先順位を確認していました。
Webサイトの更新業務では、文章や画像の差し替えのような短時間で終わる作業もあれば、新しいページの制作やレイアウト変更など、時間がかかる作業もあります。
すべてを依頼された順番に対応すればよいとは限りません。
公開日が決まっているページや、早急に直す必要がある不具合など、優先度の高い作業が含まれていることもあります。
そのため、
「こちらは、いつまでに対応すればよいでしょうか?」
「現在対応している案件と、どちらを優先しますか?」
と確認していました。
自分で勝手に優先順位を決めるよりも、担当者に確認したほうが、重要な更新を後回しにしてしまうリスクを防げます。
また、作業が予定より長引きそうなときも、期限直前まで待たずに、早めに状況を伝えるようにしていました。

公開まで進めても大丈夫ですか?
WordPressやMovable Typeで更新作業をするときは、作業後すぐに公開してよいのか、それとも担当者の確認を待つのかを質問していました。
会社や案件によって、公開までの流れは異なります。
Webデザイナーがそのまま公開する場合もあれば、テスト環境やプレビュー画面を担当者に確認してもらい、承認後に公開する場合もあります。
内容に問題がなくても、公開する日時が決まっていることもあります。
そのため、
「修正後は、そのまま公開しても大丈夫でしょうか?」
「一度プレビューで確認していただいたほうがよいでしょうか?」
と確認していました。
特に、お知らせやキャンペーンページ、公開日時が決まっている記事は、勝手に公開しないように注意が必要です。
公開後は、実際のページを開き、文章や画像、リンク、スマートフォン表示などをもう一度確認していました。

Webデザイナーは早めに質問したほうが仕事を進めやすい
Webデザイナーの仕事では、デザインやコーディングのスキルだけでなく、分からないことを確認する力も必要です。
質問すると、「仕事ができないと思われるのではないか」と不安になるかもしれません。
私も入社したばかりの頃は、何度も質問することに遠慮していました。
しかし、分からないまま作業を進めて大きな修正が発生するよりも、早い段階で確認したほうが、結果的に作業をスムーズに進められます。
特に私が意識していたのは、ただ「分かりません」と聞くのではなく、
を一緒に伝えることです。
「AとBの方法が考えられますが、今回はAで進めても大丈夫でしょうか?」というように質問すると、相手も答えやすくなります。
まとめ
私がWebデザイナーの仕事で実際によく質問していた内容は、次の6つです。
- デザインの方向性は合っていますか?
- この修正はほかのページに影響しませんか?
- 修正するのは、この部分だけで合っていますか?
- どの端末やブラウザまで確認しますか?
- この案件は、いつまでに対応すればよいですか?
- 公開まで進めても大丈夫ですか?
Web制作では、最初からすべての状況を理解して、一人で判断できるとは限りません。
特に、前任者がいない案件や、初めて触るCMSでは、社内の人に聞いても答えが分からないことがあります。
そのようなときは、一度に大きく変更せず、小さく修正して確認する、バックアップを取る、影響範囲を調べるなど、慎重に進めることが大切です。
質問や確認は、作業を止めるためではなく、認識のずれや失敗を減らすために行うものです。
早めに相談しながら進めることで、大幅な修正を防ぎ、安心して仕事を進められるようになりました。



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