40代ブランクWebデザイナー、仕事復帰して自信を取り戻せた話

40代、8年のブランクあり。
そんな状態で仕事復帰した私ですが、実は働き始める前は不安しかありませんでした。

「もうデザインの仕事なんて無理かもしれない」
「若い人ばかりだったらどうしよう」
「今のWeb業界についていけるのかな」

そんなことばかり考えていました。
でも実際に働き始めてみると、少しずつ自信を取り戻すことができました。
今日は、40代ブランクWebデザイナーだった私が仕事復帰を通して感じたことを書いてみたいと思います。

仕事復帰前はとにかく不安だった

子育てを優先しているうちに、気付けば8年。
その間、Web業界は大きく変化していました。
Figmaが主流になり、オンライン会議が当たり前になり、チャットツールもSlackやTeamsが中心。
久しぶりに求人を見るだけでも、「知らない言葉ばかり…」と不安になることもありました。

さらに年齢のことも気になっていました。
20代や30代前半のデザイナーに囲まれて働くのかな。
40代で採用されるのかな。

そんなことを考えては応募ボタンを押せずにいました。

最初はできないことだらけ

運よく採用が決まったあとも、自信満々だったわけではありません。
むしろ逆でした。
Figmaの使い方に戸惑ったり、Teamsでのやり取りに緊張したり、オンライン会議で発言するタイミングが分からなかったり。

「私、本当に大丈夫かな……」

と思うこともありました。
特に大変だったのが、リモートワークならではの悩みです。
会社員時代は周りに相談できる人がたくさんいました。
分からないことがあれば隣の席の人に聞けばいいし、ちょっとした疑問もその場で解決できました。
ミーティングも頻繁にあり、自然と情報が入ってくる環境でした。
でもリモートワークは違います。
入社したばかりの頃は、「これって誰に聞けばいいんだろう?」というところから始まりました。

チャットで聞いていいのかな?
電話したほうがいいのかな?
こんな初歩的なことを質問して大丈夫かな?

そんなことばかり考えてしまい、聞きたいことがあってもなかなか聞けませんでした。
今振り返ると、仕事そのものより「質問すること」に慣れるまでが一番大変だったかもしれません。

人との関わりが自信につながった

入社初日は、打ち合わせやPCのセットアップのために出社しました。

社員のエンジニアさんがPCの設定を手伝ってくれたのですが、久しぶりに仕事関係の人と話すこともあり、私はものすごく緊張していました。
そんな私に、「Macなんですね。自分もMac使ってますよ」と気さくに話しかけてくれました。

たったそれだけの会話だったのですが、とても嬉しかったのを覚えています。
その後は数人の社員さんと一緒に自己紹介を兼ねてランチへ行きました。
久しぶりに仕事の話をしたり、雑談をしたり。
特別なことを話したわけではないのに、とても楽しい時間でした。

その日は緊張でぐったりしましたが、「私、ちゃんと会社で会話している!」
と不思議な高揚感もありました。
子育て中心だった生活から一歩外に出て、社会とのつながりを取り戻したような感覚だったのかもしれません。

振り返ると、自信を取り戻せた理由は仕事ができたからだけではありません。
新しい人と出会い、会話をして、一緒に働く。
そんな当たり前だったことが、私にとっては大きな自信につながりました。
社会人として、もう一度新しいスタートラインに立てた。

そんな一日だったと思います。

でも意外と忘れていなかった

仕事を続けるうちに気付いたことがあります。
それは、デザインの考え方は意外と体に残っているということでした。

レイアウトの考え方。見やすく整理する感覚。ユーザー目線で考えること。
クライアントの意図を読み取ること。
ツールは変わっても、根本的な部分は昔と大きく変わっていませんでした。
新しい操作は覚えればいい。
でも経験そのものは消えていなかったのです。
それに気付いた時、少し肩の力が抜けました。

子育て経験が仕事に役立つこともあった

復帰前は、「子育てしかしてこなかった」と思っていました。

でも実際には違いました。
子どもの予定管理。
家族のスケジュール調整。
限られた時間で家事を回す工夫。
突然のトラブル対応。

これらは仕事でも役立つ力でした。
特に在宅ワークでは、自分で段取りを組む力がとても大切です。
子育てをしてきた経験が、そのまま仕事に活かせる場面もたくさんありました。
以前の私なら気付かなかったことです。

初めてお給料をもらった日のこと

仕事復帰してしばらく経った頃。初めてお給料が振り込まれました。
金額だけ見れば、決して大きな額ではありません。
でも私にとっては特別でした。
「ちゃんと働けた」
「また仕事ができた」
「私にもまだできることがある」

そんな気持ちになったからです。
お金以上に、自信をもらった気がしました。

40代からでも遅くなかった

もし今、「ブランクが長すぎて無理かも」と思っている方がいたら伝えたいです。
私も同じでした。
応募するのも怖かったですし、採用される自信もありませんでした。

でも、一歩踏み出してみたら景色が変わりました。

もちろん勉強は必要です。新しいツールも覚えなければなりません。
それでも、今まで積み重ねてきた経験は決して無駄にはなりません。
40代だから遅い。ブランクがあるから無理。
そんなことはありませんでした。

仕事復帰して一番取り戻せたのは、収入ではなく「自信」だったのかもしれません。
あの時勇気を出して応募ボタンを押して、本当に良かったと思っています。

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