在宅Webデザイナー、入社1年で変わったこと【40代ブランクママのリアル】

「40代でブランクもある私が、Webデザイナーとして本当に仕事を続けられるのかな?」

在宅Webデザイナーとして働き始めた頃は、そんな不安をいつも抱えていました。
私は紙媒体のデザインとWebデザインの実務経験がありましたが、出産や子育てによるブランクがありました。
Web業界は変化が早く、以前とは使われているツールや仕事の進め方も違います。

最初の頃は、

  • 新しい職場についていけるか
  • 分からないことをうまく質問できるか
  • 子育てと仕事を両立できるか
  • 40代の自分がどこまで通用するのか

と、不安なことばかりでした。
それでも、在宅Webデザイナーとして週3日、1日5時間の勤務を約1年間続けることができました。
振り返ってみると、デザインやツールのスキルだけでなく、仕事に対する考え方や自分自身への評価も大きく変わったと感じています。

この記事では、40代・子育て中・ブランクありの私が、在宅Webデザイナーとして入社してから1年間で変わったことを、実体験をもとに紹介します。

入社した頃は不安でいっぱいだった

入社したばかりの頃は、仕事を任せてもらえたうれしさよりも、「ちゃんとできるかな」という不安のほうが大きかったです。
ブランクがある間にも、Web業界ではさまざまなツールや技術が登場していました。昔の経験がそのまま通用する部分もありましたが、新しく覚えなければならないこともたくさんあります。

さらに、在宅勤務では同じ部屋に先輩や上司がいるわけではありません。
困ったときにすぐ隣の人へ聞くことができないため、最初は質問するタイミングにも迷いました。

「こんなことを聞いたら、できない人だと思われないかな」
「もう少し自分で調べてから聞いたほうがいいかな」

そう考えているうちに、必要以上に時間をかけてしまうこともありました。
それでも一つずつ仕事を経験するうちに、少しずつ職場の進め方や、自分なりの働き方が分かるようになっていきました。

入社して1か月の頃にできるようになったことは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

在宅Webデザイナーとして入社1年で変わったこと

1.仕事を始めることへの緊張がなくなった

入社したばかりの頃は、仕事を始める前から緊張していました。
朝、パソコンを立ち上げてTeamsを確認するときも、「今日はどんな連絡が来ているだろう」「急な修正が入っていないかな」と、少し身構えていたと思います。

新しい依頼が届くたびに、まずは「私にできるかな」と不安になっていました。
しかし、同じような流れで仕事を進めるうちに、次第に落ち着いて対応できるようになりました。
入社から1年ほど経つ頃には、依頼が来てもすぐに不安になるのではなく、

「まず内容を確認しよう」
「分からない部分を整理しよう」
「この作業なら、だいたいこれくらいかかりそう」

と、順番に考えられるようになっていました。
慣れたからといって、すべての仕事が簡単になったわけではありません。それでも、分からない仕事が来るたびに焦ることはかなり減りました。

経験を重ねることで、「最初は分からなくても、調べたり質問したりすれば進められる」と思えるようになったからです。

2.質問することへの抵抗が減った

入社当初の私は、質問することに遠慮がありました。
在宅勤務では相手の状況が見えないため、「今、連絡しても大丈夫かな」と考えてしまいます。

また、質問の仕方が曖昧だと、相手にも内容がうまく伝わりません。
最初の頃は、文章を何度も書き直してからTeamsで送ることもありました。
しかし、仕事を続けるうちに、分からないまま進めるほうが、あとで大きな修正につながることに気づきました。

それからは、質問するときに、

  • 自分がどこまで理解しているか
  • 何が分からないのか
  • 自分ではどう進めようと思っているか
  • いつまでに確認したいのか

を整理して伝えるようになりました。たとえば、ただ「どうすればいいですか?」と聞くのではなく、「私はこのように理解していますが、この部分だけ判断できません。こちらの進め方で合っていますか?」

と伝えるようにしました。
質問は、できないことを見せる行為ではありません。
仕事を正確に進めるために必要なコミュニケーションだと考えられるようになったことは、1年間での大きな変化でした。

3.制作スピードが少しずつ上がった

入社した頃は、一つひとつの作業に時間がかかっていました。
デザインを作るときも、

「このレイアウトで本当にいいのかな」
「もっと別の見せ方があるのでは?」

と迷い、なかなか先へ進めないことがありました。
会社独自のルールや、サービスの雰囲気を理解するのにも時間が必要でした。
しかし、制作を重ねていくと、よく使う色やパーツ、文字の大きさ、余白の取り方などが分かってきます。

過去の制作物を参考にしたり、必要な情報を最初に整理したりすることで、作業の流れもスムーズになりました。最初から完璧なものを作ろうとせず、まず全体を形にしてから細かい部分を整えることも意識するようになりました。

もちろん、今でもデザインに迷うことはあります。
それでも、入社当初と比べると「どこから手をつければいいか分からない」という状態は減り、限られた勤務時間の中で進める力がついたと思います。

在宅Webデザイナーとして実際に担当していた仕事については、こちらの記事で紹介しています。

4.新しい仕事やツールに対する苦手意識が減った

仕事を始めてからは、Adobe XDやFigmaなどのデザインソフトだけでなく、それまで経験したことのないデザインやコーディングにも挑戦しました。

制作ツールについて細かな指定はありませんでしたが、今後の仕事にも役立つと思い、使ったことのなかったAdobe XDを取り入れることにしました。

最初は、以前から使い慣れていたソフトとの違いに戸惑い、簡単な操作にも時間がかかりました。それでも、実際の仕事で使いながら調べていくうちに、少しずつ操作に慣れていきました。Figmaにも触れる機会があり、新しいツールを使うことへの抵抗も以前より少なくなったと思います。また、Teamsそのものに慣れたというよりも、Teamsを使ったチャット中心のやり取りに慣れたことが大きな変化でした。

入社したばかりの頃は、どのような内容ならチャットで済ませてよいのか、どのタイミングで電話をしたほうがよいのか、判断に迷うことがありました。

文章だけでは細かいニュアンスが伝わりにくいこともあります。一方で、簡単な確認まで毎回電話をしてしまうと、相手の作業を止めてしまう可能性もあります。

仕事を続けるうちに、

  • 簡単な確認や進捗報告はチャット
  • 記録として残しておきたい内容もチャット
  • 説明が複雑で文章では伝わりにくいことは電話
  • 急ぎで、やり取りが何度も続きそうな場合は電話

というように、チャットで済ませても大丈夫なことと、電話で直接確認したほうがよいことを、少しずつ判断できるようになりました。
さらに、仕事ではAIを取り入れて作業する機会もありました。コーディングで分からない部分を調べたり、考えを整理したりするときにAIを活用することで、自分一人では時間がかかっていた問題を、早く解決できることもありました。

もちろん、AIの回答をそのまま使うのではなく、内容が正しいかを確認し、実際の制作物に合うように調整する必要があります。それでも、AIをうまく使うことで、これまで自分には難しいと思っていた作業にも挑戦しやすくなりました。

Adobe XDやFigma、チャット中心のコミュニケーション、未経験のデザインやコーディング、そしてAIを取り入れた仕事。
どれも、10年前の自分では考えられなかった働き方です。

最初からすべてを使いこなせたわけではありません。それでも、必要になったときに調べ、実際に手を動かしながら覚えていくことで、少しずつできることが増えていきました。
新しいものに触れるたびに「難しそう」と避けるのではなく、「まずはやってみよう」と思えるようになったことは、入社してからの大きな変化です。

この1年間は、新しい発見と学びの多い時間になりました。

5.修正依頼を必要以上に怖がらなくなった

Webデザインの仕事では、修正依頼は避けられません。
入社当初は修正の連絡が来ると、「自分のデザインがダメだったのかな」と落ち込むことがありました。

時間をかけて作ったものほど、修正が入ると少し残念な気持ちになります。
しかし、仕事を続けるうちに、修正はデザイナーの能力を否定するものではないと分かってきました。
依頼する側も、最初から完成形を正確に言葉にできるとは限りません。

実際のデザインを見たことで、

「もう少し明るくしたい」
「こちらを目立たせたい」
「やっぱり情報の順番を変えたい」

と気づくこともあります。
修正を何度か重ねながら、目的に合ったデザインへ近づけていくのも仕事の一部です。
もちろん、最初の段階で希望をできるだけ確認することは大切です。
そのうえで修正が入ったときは、落ち込むのではなく、「相手が何を求めているのか」を考えるようになりました。

この考え方ができるようになってからは、修正依頼に対する気持ちがかなり楽になりました。

6.在宅勤務でもコミュニケーションが取れるようになった

在宅勤務を始める前は、「直接会わずに仕事ができるのかな」という不安もありました。
文章だけでは細かなニュアンスが伝わりにくく、相手の表情も見えません。
だからこそ、こまめな報告や確認を意識するようになりました。
作業が終わってから報告するだけでなく、

「ここまで進んでいます」
「この部分を確認後、次の作業へ進みます」
「予定より時間がかかりそうです」

と、必要に応じて途中経過も伝えました。在宅勤務では、何も連絡しないまま作業を続けていると、周囲から進み具合が見えません。
短い勤務時間であっても、状況をきちんと共有することで、安心して仕事を任せてもらいやすくなります。

1年間働いたことで、在宅勤務に必要なのは、たくさん会話することではなく、相手が必要としている情報を適切なタイミングで伝えることだと分かりました。

7.子育てと仕事のペースをつかめるようになった

私の勤務時間は、9時30分から15時30分まで。
そのうち1時間は昼休憩だったため、実際に働く時間は1日5時間でした。
勤務日は週3日で、子どものお迎えが16時と決まっていました。
そのため、基本的には残業ができません。
入社した頃は、時間内に仕事が終わるか不安で、つい焦ってしまうこともありました。

当時の詳しい仕事の流れは、こちらの記事で紹介しています。

しかし、1年間働く中で、限られた時間に合わせた仕事の進め方が少しずつ身につきました。
午前中に集中力が必要な作業を進め、午後は修正や確認などに使うこともありました。
その日に終わらない場合は、どこまで進んでいるのかを共有し、次の勤務日に対応します。どうしても急ぎの対応が必要なときは、別日に数時間出勤する形で調整することもありました。

子育てをしながら働いていると、子どもの体調不良など、自分ではコントロールできないことも起こります。
わが家でも、下の子が胃腸炎になったあと、時間差で私と上の子にも感染したことがありました。
それでも仕事を続けられたのは、在宅勤務だったことに加えて、職場に子育てへの理解があったからです。

自分一人で完璧に両立しようとするのではなく、職場と相談しながら続けられる形を作ることが大切だと実感しました。

子どもの体調不良があっても仕事を続けられた理由は、「子育て中でも在宅勤務を続けられた理由【2児ママのリアル】」でも詳しく書いています。

8.自分の得意・不得意が分かるようになった

さまざまな仕事を経験することで、自分の得意なことと苦手なことも見えてきました。
私は、目的や必要な情報が整理されている案件では、比較的スムーズにデザインを進められます。
一方で、依頼内容が曖昧なまま制作を始めると、途中で迷いやすい傾向がありました。

そのため、制作前に、

  • このページの目的
  • 誰に見てもらいたいのか
  • 一番伝えたい内容
  • 必要な素材
  • 参考にするデザイン
  • 希望する公開時期

などを確認するようになりました。苦手なことが分かると、事前に対策できます。

「私はこれが苦手だからダメ」と考えるのではなく、「迷わないために何を確認すればいいか」を考えられるようになったことも成長の一つです。
また、紙媒体のデザイン経験がWebの仕事でも役立つ場面がありました。
文字の見せ方や情報の整理、全体のバランスを見る力など、過去の経験が無駄になっていなかったこともうれしかったです。

9.40代でも学び直せると思えるようになった

入社前は、年齢に対する不安がありました。
Web業界には若い人が多く、新しい技術やツールも次々に登場します。

「今から覚えても遅いのではないか」
「若い人のようには吸収できないかもしれない」

と思うこともありました。実際、新しいことを一度ですべて覚えるのは難しく、何度も調べることもありました。
それでも、仕事で必要になれば少しずつ覚えられます。
分からないことがあっても、検索したり、社内の人に質問したり、AIを活用したりすれば、解決できることも増えました。

大切なのは、最初から何でも知っていることではなく、分からないことをそのままにしないことです。
40代だから新しいことを覚えられないのではなく、覚え方や進め方が若い頃とは少し違うだけなのかもしれません。

1年間仕事を続けられたことで、「今からでも学び直せる」という自信がつきました。

10.Webデザイナーとしての自信を取り戻せた

入社から1年で一番変わったのは、自分に対する気持ちです。
ブランクが長くなると、過去に実務経験があっても、

「今の私には何ができるのだろう」
「もうWebデザイナーとして働くのは難しいのではないか」

と、自信を失いやすくなります。私も仕事に復帰する前は、自分の経験を十分に評価できていませんでした。
しかし、実際に仕事を任せてもらい、制作したものが公開され、修正にも対応しながら1年間働いたことで、少しずつ自信を取り戻せました。

もちろん、できないこともまだたくさんあります。
それでも、できないことばかりを見るのではなく、

  • 仕事を1年間続けられた
  • 新しいツールを使えるようになった
  • 在宅でも周囲と連携できた
  • 限られた時間で制作を進められた
  • 子育てをしながら働けた

という事実を、自分の経験として受け止められるようになりました。ブランクがあっても、過去の経験がすべてなくなるわけではありません。

以前の経験に新しい知識を少しずつ重ねることで、再びWebデザイナーとして働くことはできるのだと実感しました。

入社1年でも、できないことはまだある

1年間働いたからといって、何でも一人でできるようになったわけではありません。
今でも初めての仕事では迷いますし、デザイン案がなかなかまとまらない日もあります。

コーディングや新しい技術について、分からないこともたくさんあります。限られた勤務時間の中では、もっと時間をかけて作り込みたいと思っても、すべてを実現できるとは限りません。

また、子どもの予定や体調によって、思ったように働けない日もあります。
それでも、入社当初と違うのは、できないことがあっても「もう無理だ」と思わなくなったことです。

分からなければ調べる。
判断できなければ質問する。
時間が足りなければ、早めに相談する。

そうやって一つずつ対応すれば、仕事は進められます。すべてを完璧にできることよりも、困ったときにどう動くかのほうが大切なのかもしれません。

40代・ブランクありでも、1年続けることで見える景色が変わる

仕事復帰を考えているときは、働き始めること自体がとても大きな挑戦に感じます。
特に40代でブランクがあり、子育て中となると、不安になるのは当然です。

私も最初から自信があったわけではありません。むしろ、「無理だったらどうしよう」と何度も考えていました。
それでも、実際に働き始め、一つずつ仕事を経験することで、少しずつできることが増えていきました。

大きく成長しようとしなくても、

「今日は質問できた」
「前より早く作れた」
「修正の意図を理解できた」

という小さな積み重ねが、1年後の自信につながります。最初からフルタイムで働く必要もありません。
私のように週3日・1日5時間という働き方でも、実務経験を積み直すことはできました。

残業が難しい中で、実際にどのように仕事を調整していたのかは、こちらの記事で紹介しています。

自分や家族に無理のない働き方を選ぶことも、仕事を長く続けるためには大切だと思います。

まとめ|一番変わったのは「私にもできる」と思えたこと

在宅Webデザイナーとして入社してから1年間で、制作スピードやツールの使い方、質問の仕方など、さまざまな部分が変わりました。

しかし、一番大きかったのは、Webデザイナーとしての自信を取り戻せたことです。
入社当初は、ブランクや年齢ばかりを気にしていました。
1年後には、年齢やブランクがあっても、仕事をしながら学び続けられると思えるようになりました。

40代からの仕事復帰は、決して簡単なことばかりではありません。
子どもの体調、限られた勤務時間、新しいツールへの対応など、大変なこともあります。
それでも、自分に合った職場や働き方を選び、周囲と相談しながら進めれば、少しずつ前へ進めます。

もし今、「ブランクがあるから不安」「40代からでは遅いかもしれない」と迷っている人がいたら、最初から完璧にできなくても大丈夫だと伝えたいです。
私も不安だらけの状態から始めました。
それでも1年間続けたことで、「私にもまだできる」と思えるようになりました。

その気持ちを取り戻せたことが、在宅Webデザイナーとして働いた1年間で得られた、一番大きな変化です。

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