8年のブランクを経て、40代でWebデザイナーとして仕事復帰しました。
復帰前に一番不安だったことのひとつが、「AIの存在」です。
ニュースでは、
「AIが仕事を奪う」
「デザイナーはいらなくなる」
そんな話題もよく見かけました。
ブランクがあるだけでも不安なのに、さらにAIまで出てきている。
「今さら復帰しても通用しないのでは?」そんな気持ちもありました。
でも実際に働いてみると、復帰前に想像していたものとは少し違いました。
今回は、40代・ブランクありのWebデザイナーが、AI時代に仕事復帰して感じたことを書いてみます。

1. AIに仕事を奪われると思っていた
復帰前の私は、AIに対してかなりネガティブなイメージを持っていました。
正直なところ、

中途半端なデザインを量産するだけのツール
デザイン初心者、コピペデザイナーの道具
デザイナーの仕事が奪われている
そんなふうに思っていました。
実際、ブランク中に業界から離れていたので、何がどこまで進化しているのかもよくわかりませんでした。
SNSやニュースで見かける情報だけを見て、不安ばかり大きくなっていた気がします。
だから仕事復帰を考え始めたときも、「AIがある時代に私なんて必要なんだろうか」と本気で思っていました。
2. 実際はAIを使う側になっていた
復帰した直後、私はまだAIを使ってWebデザインの仕事ができるなんて半信半疑でした。
ニュースやSNSではAIの話題をよく見かけていましたが、
「本当に仕事で使えるの?」
「結局は人が全部やるんじゃないの?」
そんな気持ちの方が強かったと思います。
そんなある日、同業の友人と話していたときのことです。
「ChatGPTにコードを書かせると、それなりに形になるよ」と言われました。
当時の私は、「いやいや、本当にそんなことある?」とやはり半信半疑でした。
ところが、その考えが大きく変わる出来事がありました。
仕事でJavaScriptの実装をしていたとき、どうしても動かない箇所にぶつかってしまったのです。
調べても原因がわからない。
コードを見直してもわからない。
何度修正しても動かない。
気づけば丸一日近くその問題に悩んでいました。
そこで、ふと友人の言葉を思い出しました。
「試しに聞いてみるか…」そんな軽い気持ちでChatGPTにコードを貼り付けて質問してみたのです。
すると驚くことに、原因の候補をいくつも挙げてくれました。
言われた通りに修正しながら確認していくと、なんと30分ほどで問題が解決。
無事に動いた瞬間は、本当に驚きました。
間違いなく、その年で一番驚いた出来事だったと思います。
「AIってここまで進化しているの?」正直、衝撃でした。
それからというもの、AIは私にとって仕事のパートナーのような存在になりました。
もちろん、何でも完璧というわけではありません。間違った回答をすることもありますし、そのまま使うと不自然になることもあります。
最終的には人が確認し、修正し、仕上げる必要があります。
それでも、アイデア出しや調査、コードの確認など、仕事を進めるうえで大きな助けになっているのは間違いありません。
AIに仕事を奪われると思っていた私が、今では毎日のようにAIを活用しています。
復帰前には想像もしていなかった変化でした。

3. AIだけでは完成しない仕事がたくさんあった
実際に仕事をしてみて感じたのは、
AIは万能ではないということです。
たとえばお客様から、
「もう少し親しみやすい雰囲気で」
「高級感は残したい」
と言われたとき。この微妙なニュアンスを汲み取るのは、やはり人の仕事です。
また、
- お客様とのやり取り
- 修正の優先順位
- デザインの意図を考える
- 相手に合わせた提案
こういった部分は今でも人間が中心です。
AIが作った案をそのまま提出するだけでは、仕事として成立しません。
最終的に判断するのは人。そこは今も変わらないと感じました。
一方で、だからといってAIを使わないのはもったいないとも感じています。
AIを脅威と見なすのではなく、壁打ち相手やアシスタントとして活用する。
そうすることで、一人では思いつかなかったアイデアが生まれたり、作業スピードが大幅に上がったりします。
実際に私自身も、調べものやコードの確認、文章のたたき台作成などで日々助けられています。
AIにすべてを任せるのではなく、人が最終判断をする。
その前提でうまく使いこなせば、一人あたりの生産性やクリエイティブの質を何倍にも引き上げてくれる存在だと感じています。
4. ブランク世代こそAIの恩恵を受けやすい
個人的に一番驚いたのはここかもしれません。
AIは若い人だけのものではありませんでした。
むしろブランクがある人ほど助けられる場面が多いと思います。
私は復帰前、「こんな初歩的なことを聞くのは恥ずかしい」と思うことがたくさんありました。
でもAIなら何回聞いても嫌な顔をしません。
- Figmaの使い方
- Canvaの機能
- CSSの書き方
- WordPressの設定
わからないことをすぐ聞ける。
それだけで勉強のハードルがかなり下がりました。
昔なら何時間もかかっていた調べものが、数分で解決することもあります。
ブランクを埋めるための強い味方だと感じています。
5. 大切なのはAIより「使ってみること」だった
復帰前は、「AIが怖い」「ついていけない」と思っていました。
でも今振り返ると、本当に怖かったのはAIではありませんでした。
新しいものに挑戦すること。
応募すること。
面接を受けること。
その一歩を踏み出すことでした。
AIも最初は難しそうに見えます。でも実際に触ってみると意外とシンプルです。
私自身、「AIなんて自分には関係ない」と思っていた側の人間でした。
それでも今は、毎日のように活用しています。
まとめ
40代でブランクがあり、さらにAI時代。
不安になる要素はたくさんあります。
私も復帰前は、
「もう遅いかもしれない」
と思っていました。
でも実際に働いてみると、AIは敵ではありませんでした。
むしろ学習や仕事を助けてくれる心強い存在です。
もちろん、これからも業界は変化していくと思います。
それでも、「AIがあるから無理」ではなく、
「AIがあるから挑戦しやすくなった」そう考えられるようになりました。
もし今、ブランクや年齢を理由に一歩を踏み出せずにいる方がいたら。
まずはAIを少し触ってみること、そして小さくても行動してみることをおすすめします。
私自身、その一歩で景色が大きく変わりました。




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