8年のブランクを経て、40代でWebデザイナーとして仕事復帰。
内定が決まったときは本当にうれしかったのですが、実は一番緊張したのは「初出勤の日」でした。
在宅とはいえ、1度出社してPCの設定や顔合わせをする必要がありました。

「ちゃんと仕事ができるかな。」
「会社の雰囲気になじめるかな。」
「ブランクがあることを気にされないかな。」
「迷惑をかけてしまわないかな。」
そんなことばかり考えてしまい、前日はなかなか寝付けませんでした。
今回は、私が実際に初出勤の日に感じたことや、一日の流れをご紹介します。
子どもの体調にも気を配っていた
初出勤の日、一番心配だったのは仕事ではありませんでした。
実は仕事のこと以上に気になっていたのが子どもの体調でした。
子育て中の仕事復帰は、自分が元気でも子どもが体調を崩してしまうと予定が変わってしまいます。
「初日に休むことになったらどうしよう。」そんな不安もありました。
そのため、初出勤の1週間くらい前からは、いつも以上に子どもたちの体調を気にしていました。
なるべく早寝早起きを心がけたり、食事のバランスを意識したり。
風邪をもらわないよう、人混みも少し気にして過ごしていました。
もちろん、どれだけ気を付けても体調を崩すときは崩してしまいます。
それでも、「できることはやっておこう」という気持ちでした。
そして迎えた初出勤の日。
朝起きて、いつも通り元気に朝ごはんを食べる子どもたちの姿を見て、心の中でホッとしました。
「よかった、今日は大丈夫そう。」
そう思えたことで、自分も安心して会社へ向かうことができました。
子育てをしながら働くということは、自分だけではなく家族の体調も含めて仕事の準備なんだと、
初日から実感した出来事でした。

久しぶりの会社という空気に緊張
子育て中心の生活を何年も送っていたので、会社へ出勤すること自体が本当に久しぶりでした。
オフィスに入るだけで、「会社ってこんな雰囲気だったな。」
と少し懐かしく感じました。
社員証を首から下げて歩く人。
パソコンを片手に移動する人。
電話やTeamsの通知音。
全部が新鮮で、少し浦島太郎になったような気分でした。
それと同時に、「私はちゃんとここで働けるのかな。」
という不安もありました。
会社へ向かう電車の中では緊張でいっぱいでしたが、受付を済ませて席に案内されると、「いよいよ始まるんだ」という実感が湧いてきました。
実際に働き始めて感じた変化については、
40代ブランクWebデザイナー、仕事復帰して最初に驚いたことでも詳しくまとめています。
初日は社長も参加するミーティングからスタート
初出勤の日は、社長・上司(会社経営を担当されている方)・エンジニアの方・私の4人で簡単なミーティングがありました。
最初は会社のサービスやコーポレートサイトを一緒に見ながら、
「今後はこんな方向性で進めていきたい。」
「ここは改善したい。」
「今後はこんな制作物をお願いしたい。」
といった話を聞きました。
初日からすぐ制作に入るというよりは、会社の考え方や目指している方向を共有していただく時間という感じでした。
「こんなサービスを作っている会社なんだ。」
「これから自分もここに関わるんだ。」
そんな気持ちになり、少しワクワクしたのを覚えています。

自分のスキルについて詳しく聞かれた
その後、「今はどこまでできますか?」という話になりました。
WordPressの経験や紙媒体のデザイン経験など、
これまでの仕事内容について詳しく聞いていただきました。
私はできることだけではなく、できないことも正直に伝えました。
デザイン制作やWebサイト制作はできます。
しかし、
・お問い合わせフォームの実装
・サーバー設定
・エンジニアさんが担当するような専門的な作業
については、一人で対応できるレベルではありません。
そのため、「そのあたりはお手伝いいただけると助かります。」
とはっきりお伝えしました。
実はこの内容は面接のときにも少し話していたため、「もちろん大丈夫ですよ。」と快く受け入れてくださいました。
面接でどんなことを聞かれたのか、そして最終的にその会社を選んだ理由は、
40代ブランクWebデザイナー、内定をもらった会社を選んだ理由で詳しく書いています。
ブランクがあると、「できない」と言うのは勇気がいります。
でも、最初に正直に伝えたことで、その後とても仕事がしやすくなりました。
無理にできるふりをしなくて、本当に良かったと思っています。
名前を覚えられるか不安
初日はミーティング以外にも、部署の方や他チームの方、事務の方など、たくさんの方に挨拶をしました。
もちろん一度では全然覚えられません(笑)。
「すみません、もう一度お名前教えていただけますか?」
と聞くこともありました。
でも皆さん、「最初は覚えられないよね。」と笑顔で接してくださいました。
今思えば、必要以上に心配しなくても大丈夫だったなと思います。
パソコンの設定だけでもドキドキ
ミーティングのあとは、パソコンや社内ツールの設定です。
・メール
・Teams
・Adobe
・社内システム
ログインIDやパスワードが次々に出てきて、「ちゃんと覚えられるかな。」と少し焦りました。
会社ごとに使うツールも違うので、最初は分からなくて当たり前なんですよね。
Teamsの通知音だけでビクッ
Teamsのチャットが届くたびに、
「私への仕事かな?」と毎回ドキッとしていました(笑)。
通知音が鳴るたびに反応してしまい、必要以上に緊張していた気がします。
でも実際は、他の社員さん同士のやり取りだったり、全体連絡だったりすることも多く、数日で自然と慣れていきました。
久しぶりの敬語にも少し緊張
子育て中は、先生やママ友との会話が中心でした。
そのため、会社独特の敬語や言い回しを使う機会はほとんどありませんでした。
「お疲れさまです。」
「承知しました。」
「確認いたします。」
そんな一言一言にも少し緊張。
メールを書くときも、「この言い方で合っているかな。」と何度も読み返していました。
でも周りの皆さんはとても話しやすく、少しずつ会社での話し方も思い出していきました。
歓迎会を兼ねてみんなでランチへ
お昼は歓迎会も兼ねて、近くの和食レストランへ連れて行っていただきました。
参加したのは社長を含め6人ほど。
事務の方、エンジニアの方、受付の方など、職種もさまざまでした。
自己紹介をしたり、会社のことを聞いたり、趣味や休日の過ごし方などプライベートの話をしたり。
仕事以外の話もたくさんできたことで、会社の雰囲気がよく分かりました。
その中で社長が、「うちはみんなインドア派なんですよ。」
「体育会系の会社ではないので、飲み会ばかりという感じでもありません。」
と話されていたのが印象的でした。
私はあまり体育会系のノリが得意ではないので、
「この会社なら自分に合っているかもしれない。」とホッとしたのを覚えています。
もちろん緊張はしていましたが、社員の皆さんが気さくに話しかけてくださったおかげで、
とても実りのあるランチになりました。

自分のデザインが通用するのか不安だった
初日はまだ本格的な制作はありませんでしたが、
「これから自分のデザインを見てもらうんだ。」と思うと少し緊張しました。
ブランクが長いと、「デザインの感覚が古くなっていないかな。」
「修正ばかりになったらどうしよう。」そんな不安もあります。
でも実際には、最初から完璧を求められることはありませんでした。
分からないことは相談しながら進めればいい。
そんな雰囲気だったので、少し肩の力が抜けました。
子どものお迎えに合わせて帰宅
初日は夕方4時頃、子どものお迎えの時間に合わせて帰宅しました。
一日中そこまで大変な作業をしたわけではありません。
それでも、新しい環境で過ごしただけで想像以上に疲れていました。
頭も気持ちもずっと緊張していたので、家に帰ったときはどっと疲れが出ました。
それでも、「無事に初日が終わった。」という安心感の方が大きかったです。
子どもの顔を見た瞬間、ようやく緊張がほどけたのを今でも覚えています。
緊張していた初出勤を無事に終え、いよいよ実際の仕事が始まりました。ブランク明けの私が最初に任されたのは、想像していたよりも大きな案件でした。どのような仕事だったのかは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

振り返ると、一番緊張していたのは自分だった
今思えば、一番自分にプレッシャーをかけていたのは私自身だった気がします。
「失敗したらどうしよう。」
「迷惑をかけたらどうしよう。」
そんなことばかり考えていました。
でも会社の皆さんは、新しく入る人が緊張していることをちゃんと理解していました。
分からないことは教えてくれる。
困ったら相談すればいい。
そんな当たり前のことに気付けたのも、初出勤の日でした。
仕事復帰してから感じたことや、その後の変化については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
「40代ブランクWebデザイナー、仕事復帰して自信を取り戻せた話」
「AI時代の仕事復帰で感じた5つのこと」
まとめ
40代、8年のブランクを経て迎えた初出勤。
会社へ向かうまでは不安でいっぱいでしたが、実際は会社の説明やミーティング、パソコンの設定、歓迎ランチなど、少しずつ会社に慣れるための一日でした。
そして何より、「できること」と「できないこと」を最初に正直に伝えられたことで、安心して仕事をスタートできたと思います。
もし今、「ブランクが長くて初出勤が怖い」と思っている方がいたら、大丈夫です。
私も同じように緊張していました。
でも一日終わってみると、「思っていたより大丈夫だった」と感じられました。
最初の一歩は勇気がいります。
それでも、その一歩を踏み出したことで、私はまたWebデザイナーとして新しいスタートを切ることができました。
40代で8年のブランクがあっても、初日は誰でも緊張します。私も不安でいっぱいでした。
でも終わってみると、「思っていたより大丈夫だった」というのが正直な感想です。





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