8年のブランクを経て、40代でWebデザイナーとして仕事復帰。
初出勤の日は、新しい職場、新しい人間関係、新しいツール…。
何もかも久しぶりで、とにかく緊張していました。
「最初は簡単な修正作業からかな。」
「会社の雰囲気に慣れるところからスタートだろう。」
そんなふうに勝手に思っていたんです。
ブランクも長かったので、いきなり大きな仕事を任されることはないだろうと考えていました。
それに、当時は未経験なデザインソフトもありました。
WordPressも最後に触ってから何年も経っていて、正直ほとんど忘れていました。
だから、自分の中では「まずは少しずつ感覚を取り戻そう。」そんな気持ちでした。
ところが、仕事を始めて間もなく、上司から告げられたのは予想もしなかった一言でした。

「コーポレートサイトのリニューアルをお願いします。」

「えっ!?私がですか?」
一瞬、頭の中が真っ白になりました。
もっと経験を積んでから任される仕事だと思っていたので、本当に驚きました。
でも今振り返ると、この案件が私にとってWebデザイナーとしての再スタートになった、大切な仕事だったと思います。
今回は、実際に私が最初に任された仕事と、そのとき感じたことをリアルにお話しします。
仕事復帰後の初出勤では、久しぶりの職場や新しいメンバーとの顔合わせにとても緊張しました。当日の様子は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
まさかのコーポレートサイトリニューアル
出勤して間もなく、「コーポレートサイトのリニューアルをお願いします。」そう言われた瞬間、
「えっ!?いきなり?」
と頭の中が真っ白になりました。
もっと簡単な仕事から始まると思っていたので、本当に驚きました。
しかも、そのサイトはWordPressで構築されていました。
コーポレートサイトのリニューアル以外にも、バナー制作やLP制作、WordPressの更新などを担当していました。実際に行っていた業務全体は、こちらの記事にまとめています。

WordPressもほとんど忘れていた
ブランク前はWordPressを触っていました。
でも8年も経つと、ほとんど覚えていません。
管理画面を見ても、「これ、どうやって編集するんだっけ?」という状態。
さらにデザインソフトの操作も久しぶり。「本当に私にできるのかな…」
そんな不安ばかりが頭をよぎりました。
とにかく現状を知ることから始めた
焦っていても仕方ありません。
まずは現在のコーポレートサイトを隅々まで確認しました。
どんな情報が載っているのか。
ユーザーはどこを見るのか。
どんな構成になっているのか。
そして競合他社のサイトも何十社と見ました。
最近のデザインの流れやレイアウト、配色、動きなども片っ端からチェック。
久しぶりのデザインだったので、まずは「今のWebデザイン」を頭に入れるところから始めました。
書店へ走ってWordPressの本を買った
仕事が終わると、そのまま書店へ。
WordPressの本を何冊も手に取り、一番分かりやすそうなものを購入しました。
家では本を読み返したり、ネットで調べたり。
「少しでも早く感覚を取り戻したい。」そんな気持ちで必死でした。
「今のデザイン、おしゃれすぎる…」
最近のWebサイトは本当に洗練されています。
余白の使い方。
写真の見せ方。
フォント選び。
アニメーション。
昔とはかなり変わっていました。
競合サイトを見るたびに、「こんなクオリティのものを私にも作れるんだろうか…」
と不安になることもありました。
とにかく形にしてみよう
考えているだけでは前に進みません。
現役だった頃の感覚を思い出しながら、レイアウトを考え、デザインソフトを操作し、
「コーディングするなら、この構成が組みやすいかな」など考えながら、少しずつデザインを形にしていきました。
完璧を目指すより、まずは提案できる状態にすることを意識しました。

ラフの段階で提出した
デザインを最後まで作り込んでしまうと、大きな方向修正が入ったときにやり直しが大変です。
そこで私は、トップページのおおまかな雰囲気が伝わるラフカンプの段階で提出しました。
すると返ってきた言葉は、
「いいね!この方向で進めて大丈夫です。」
その一言を見た瞬間、本当にホッとしました。
その後は細かな修正や改善点をいくつかいただきながら、少しずつサイト全体の完成形が見えてきました。
あわせて読みたい
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ブランクがあっても経験は消えていなかった
久しぶりの仕事は、本当に緊張しました。
「自分だけできなかったらどうしよう。」
「期待外れだと思われたらどうしよう。」
そんなことばかり考えていました。
でも実際に仕事を進めてみると、昔身につけたデザインの考え方や、情報整理の仕方、お客様に伝わる見せ方などは、自分の中にちゃんと残っていました。
もちろん新しいツールや最新のデザインは勉強が必要です。
それでも、長年積み重ねてきた経験は決してゼロにはなっていませんでした。
その後も細かな修正や確認、公開前のチェックなどが続き、リリースまでは決して順調なことばかりではありませんでした。
「本当に公開できるのかな…」
と思う場面もありましたが、社内の皆さんと協力しながら、一つひとつ課題を乗り越えていきました。
そして、無事にコーポレートサイトが公開された日。
自分がデザインしたサイトが実際にインターネット上で公開され、多くの人の目に触れるようになった瞬間は、本当にうれしかったです。
「40代、8年のブランクがあっても、またWebデザイナーとして仕事ができた。」
そんな達成感で胸がいっぱいになりました。
最初の案件を経験したことで、少しずつ仕事の感覚を取り戻せました。入社1か月でできるようになったことや、当時感じた変化はこちらの記事で紹介しています。
もし今、ブランクが長くて応募をためらっている方がいたら伝えたいです。
最初の仕事は緊張します。不安にもなります。
でも、経験は思っている以上に自分の中に残っています。
完璧じゃなくても、一歩踏み出せば、また少しずつ前に進めます。
私にとって最初のコーポレートサイトのリニューアルは、それを実感できた忘れられない仕事になりました。

最初に任された仕事は、正直「無理かもしれない」と思うくらい大きな案件でした。
それでも一つずつ形にして、無事に公開されたサイトを見たとき、
「またWebデザイナーとして働けるんだ。」
そう思えたことは、今でも忘れられません。
40代、8年のブランクでも、一歩踏み出せばまた前に進める。
この最初の仕事が、それを教えてくれました。






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